30代後半、40代になってくると、男性でもダイエット、健康、美容などに興味を持つ方も少なくないと思います。
年齢を重ねると基礎代謝が落ち、太りやすくなると言われていますが、お腹が出てきて、体重も増えると、やはり男性でも気になるものです。
また、健康診断でコレステロール値、ガンマGDP、尿酸値などの数値でひっかかることも出てきたりします。
肌についても、これまで何も気にせずガンガンに日焼けしていたことなども関係して、シミやシワなど劣化を感じることも出てきます。
そんなときに、毎月のように顔を合わせる美容師さんがそれらに関する良質な知識を持っていたら嬉しいと感じるのは私だけではないはずです。
特に男性の美容についてはネットで調べても収益狙いの記事が多く、何が真に良い情報なのかわからないですし、クリニック等に行くのも費用が高額になりがちで敬遠してしまいます。
高額な費用まではかけずに、でも多少の費用はかけて美容に取り組みたいという男性の潜在的ニーズはかなりあるのではと思います。
美容師さん自身が肌について気にしていて、日頃からスキンケア商品の研究もしていれば、顧客の予算ごとにおすすめの商品を教えてあげると顧客は非常に喜ぶと思います。
「美容」室という名前からしても、美容の相談窓口的な立場になっていただくと、顧客としては大変有難いです。
また、健康についても、やはりどこに相談すればいいのかわからず、健康診断で引っかかってもそのまま何もしないという方も多いと思います。
深い知識までは難しいと思いますが、この数値はこういうことをすれば良くなるなどの知識を持っておくと、あぁ幅広い知識があって凄いなぁなどと信頼に繋がると思います。
多くの男性にとっては、美容などの外見のためにする唯一の行動が美容室へ行くことですので、そこで美容や健康に関する良質な情報が手に入るというのは大きな付加価値になると思いますし、美容室側にとっても収益アップに繋げられる可能性があります。
そのように日頃から知識習得などに励んで信頼を得ていれば、少し話が飛びますが、それこそお金にまつわるアドバイスもニーズがあると思います。
生命保険や医療保険、住宅ローン、節約方法、簡単な資産運用なども、多くの方はどこで良い情報を入手すればよいかわからないことが多く、良くない方法を選択しているのも現実としてよくあります。
これらは基本さえ抑えればそんなに難しいことではありません。
一般的には顧客と長い付き合いで信頼関係がある美容師さんだからこそ、良質な知識を得てそれを顧客に提供することで、何かあれば美容師さんに相談する、そんなケースが増えていくと美容室の将来はより明るいのかなと思ったりもします。
一個人の好き勝手な考察にお付き合いいただき有り難うございました。
執筆:税理士 藤田賢