【確定申告】どこまで経費で行けるの?税務署に指摘されてないからオッケーでしょ?

よくネット情報や人伝から、「これ経費に落とせるよ」と言われたからといって安易に経費にできると信じてはいけません。
他の人が税務調査で通っていても、それが全員が全員通るというわけではなく、業種やその時の状況によって同じ経費でも認められる認められないの判断が異なります。

会計事務所と顧問契約をせず、ご自分で確定申告をされる方も多くいらっしゃいますが、確定申告書を作り、税務署に提出し、受付の人が受領した(or電子申告で提出完了となった)時点で、「通ったー!」と思ってる方々も中に入るかと思います。それは、大きな間違いです。
その時点では申告書という紙や電子データが通っただけです。受付や、データ送った時点で、経費ひとつひとつを調べられないからです。
なので提出完了=経費認められた!というわけでは決してありませんのでご注意を。

そこからひとりひとりチェックするんだね!と思うかもしれませんが、それもまた違います。チェックはほとんどされません。ただし”計算間違い”をしている場合、システム登録したらエラー表示され、税務署から納税額違うので直してくださいというような連絡くることがあります。

つまり提出してから数年経ってもなんにも連絡きてない!よし!あの経費通った!
というわけでも決してなく、ただチェックされてないだけなのです。

ではいつチェックされるの?といいますと、税務調査です。
その際に領収書や請求書の提出を求められ、帳簿と付け合わせされチェックされます。

「経費として認められる」というのは
「税務調査で通ったか」が判断基準の一つになります。
もちろん基準の一つになるだけで、絶対ではないです。
例えば指摘されなかったものがあり、「この経費行けた!」とは言い切れません。他の経営者に「この経費いけたよ!」と伝えてしまい、その経営者に税務調査がはいったときは否認されることだってあります。

ご自分で申告される際は、
安易に【これは経費で行ける説】を信じない方が適切です。

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