令和3年からふるさと納税の申告手続きが簡易化されます

令和3年申告分から、ふるさと納税の申告手続きが簡易化されます。

ふるさと納税とは?

ふるさと納税とは、応援したい自治体(都道府県・市区町村)に寄附ができるしくみです。
ふるさと納税を行うと、寄付先の自治体の特産品等を「返礼品」としてもらうことができます。

そして寄附したお金のほとんどは税金(住民税)の控除というかたちで戻ってくるため、
つまりは住民税を先払いして、実質2,000円で地方のお礼の品を受けとることができる制度です!
正確には「節税」ではないですが、オトクな制度になります。

過去のブログにもふるさと納税の投稿をしているのでご参照ください。

■まだ間に合う!ふるさと納税
https://sapporo-beauty.com/2020/11/19/furusato_nouzei/

■ふるさと納税の控除を受けるには?
https://sapporo-beauty.com/2020/12/15/furusato2/

ふるさと納税の申告手続き簡易化とは?(確定申告をする場合)

今までふるさと納税の確定申告では、「寄付金受領証明書」の添付が必要でした。
寄付金受領証明書は寄付先の自治体が発行するもので、これを各寄付ずつデータ入力しなければいけないという手間が発生していました…。
しかし令和3年分の確定申告から、
【特定事業者(国税庁指定のふるさと納税サイト)ごとに発行される「寄付金控除に関する証明書」】があれば手続きができるようになりました。

さらに確定申告書には、ふるさと納税した額の合計を記入する欄があるのですが、
今後は特定事業者発行の証明書に書かれている合計額をそのまま記入するだけでOKということになります!

寄付金控除に関する証明書を入手するには?

国税庁指定のふるさと納税サイトは以下の通りです。

「寄付金控除に関する証明書」は、特定業者のサイトからXMLファイルでダウンロードできるようになるようです。

手続きの方法は?

確定申告時に寄付金控除に関する証明書を使って申告する方法は主に3つです。

1)マイナポータルを連携してオンラインでの手続き 
2)e-Taxで行う場合、DLしたXMLファイルを税務署に送付
3)寄付金控除に関する証明書をプリントアウトして郵送/持参で手続き

(1)の方法で手続きする場合、マイナンバーカード必要となります。
https://www.e-tax.nta.go.jp/mynaportal/index.htm

(3)の方法で手続きを行う場合は、ダウンロードしたXMLファイルを、
以下の「QRコード付証明書等作成システム」で読み込んでPDFに変換&プリントアウトして書類にできます。
https://www.e-tax.nta.go.jp/cps/cps.htm

もちろん従来通り自治体から交付を受けた「寄附金受領証明書」を添付して手続きでも可能です。

また、複数のふるさと納税サイトで寄付を行っている場合は、納税サイトごとに「寄付金控除に関する証明書」が必要になります。
それでもこれまでと比べ手間は少なくなるかと思います。

【参考】
国税庁HP:令和3年分の確定申告からふるさと納税(寄附金控除)の申告手続が簡素化されます
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/kakutei/koujyo/kifukin.htm

国税庁HP:国税庁長官が指定した特定事業者(令和3年9月15日現在)
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/kakutei/koujyo/kifukin/tokutei.htm

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