正しい【続柄】の書き方 ~年末調整・確定申告~

公的な書類に「続柄」と書かれていると、どう書くのが正しいのか迷うことはありませんか?
年末調整・確定申告の際にも、「続柄」を記載する欄がありますので、こちらを例に正しい書き方を解説します!

<年末調整の続柄>

年末調整の際に記載する「扶養控除申告書」、この右上にある「世帯主の氏名」の下に「あなたとの続柄」という欄があります。
ここは「申告者(あなた)」からみて、「世帯主」はどのような関係かを書きます。

●申告者:山田 花子 ●世帯主:山田 太郎 → ●あなたとの続柄:「夫」 となります。

申告者(花子)から世帯主(太郎)を見ると、花子の夫なので、「夫」が正解です。

<確定申告書の続柄>

確定申告書にも「世帯主の氏名」と「世帯主との続柄」を記載する欄があります。
確定申告書の場合、「世帯主」からみて、「申告者(あなた)」はどのような関係かを書きます。
年末調整とベクトルが逆になる感じです。

●申告者:山田 花子 ●世帯主:山田 太郎 → ●世帯主との続柄:「妻」 となります。

世帯主(太郎)から申告者(花子)を見ると、太郎の妻なので、「妻」が正解です。

上記の書き方が間違ったからと言ってペナルティがあるものではないですが、
公的文書の内容を理解して正しく記載できるようになっていても決して悪いことはありませんよね。

ちなみに「続柄」は「ぞくがら」読むのが一般的ですが
正しくは「つづきがら」だそうです。
あまりにも「ぞくがら」と読む人が多いため、辞書によっては「俗な言い方」として「ぞくがら」と読む、と書かれているのだとか…
日本語って難しいですね。

令和4年分年末調整や確定申告の際に思い出して下さると幸いです^^ぜひご参照ください。

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